短文

光り輝く神への祈り

絵描きの二人がいる。 その二人は美しい。 とても、とても。 二人の世界では、どちらも、今、自分がいる一秒だけを、振り切れそうなほど目一杯生きている。 スピッツのロビンソンに出てきそうな二人だ。 わたしは、二人が羨ましくて仕方なかった。 泣いて、…

camellia I

先日帰省した折に、ずっと会ってみたいと思っていた女性と、念願叶って一緒にお茶をすることになった。意外にも切り出したのは彼女の方からで、私は少し面食らいながらも、いつも画面越しに見ている淡い色をした彼女の姿を思い描き、迷わず待ち合わせの返事…